個人情報や機密情報を守るシュレッダーには高い安全性も要求されています。

シュレッダー

個人情報保護法の施行にともない、業務用のシュレッダーはオフィスの必需品となりつつあります。現代社会ではオフィスの中だけではなく公共の場や家庭内など、あらゆるシーンで個人情報や機密情報がリスクにさらされています。守るべきものは紙書類だけでなくCDやDVDなどのデジタルメディアに格納された情報まで幅広くなり、また、家庭での普及に伴いシュレッダーの安全性についても高いレベルで要求されています。シュレッダーメーカー各社はそのような多様な状況に対応すべく、製品のラインアップ強化に努めているようです。

明光商会

MSシュレッダーでおなじみの明光商会シュレッダーに5年保証の製品が追加され、さらに導入しやすくなりました。また、オフィス用シュレッダーにおいても、子供に対する同社独自の安全基準に基づき高い安全性を確保しているようです。

※5年保証の製品は廃盤となりました。現在では従来の保証期間に戻っています。上場廃止と何か関係があるのでしょうか。

明光商会 シュレッダー V431S 明光商会 シュレッダー V431NS

”シュレッダー=明光商会”という刷り込みが奏功しているようですが、視野を広く持ってシュレッダーを選ぶことが重要だと思います。

フェローズ

シュレッダーといえば、『明光商会』がまず思いつくという方が大半なのではないかなと思いますが、『明光商会』以外にもシュレッダーメーカーは多数存在します。中でも『フェローズ』のシュレッダーは製品のラインアップがとても豊富で、家庭用からオフィス向けの業務用まで選びやすい品揃えとなっています。そして投入口にセンサーを設け、投入口に触れると止まる技術を採用した安全性に配慮した製品も開発しています。

パーソナル・SOHO向けタイプからビジネスユースまで幅広い製品群で日本のシュレッダー市場に広く浸透中のようです。デザイン・細断性能・静音性能・安全性など、コストパフォーマンスは最高レベルなのではないでしょうか。

また、省エネ対策(ESS)やタフな使用による紙詰まりを防止(ジャムプルーフシステム)し、快適なシュレッド環境を実現するなど、業務用シュレッダーの開発に余念がありません。

紙詰まりを防ぐフェローズのジャムプルーフシステム

シルバー精工

タイプライターや編み機のメーカーとして有名な『シルバー精工』は、情報機器であるシュレッダーも手がけています。ATM専用シュレッダーや記帳台取り付け型シュレッダーなどのユーザーを絞り込んだ製品が特徴的ですが、 オフィス向けのデスクサイドシュレッダーには省エネ・静音設計でかなりの静かさを実現している製品もあります。さらにスモールオフィス向けのシュレッダーの投入により、情報機器製品の充実がはかられています。

デザイン・シュレッダー(コノフ CS56D)の投入でラインナップも更に充実。これにより、家庭用からSOHO・ビジネスモデルまで、全てのユーザー層をほぼカバーすることになります。

オフィスに役立つ自動給紙タイプの業務用シュレッダー。CS 500SFはオートフィーダーを搭載し、100枚の用紙を約4分でクロスカットします。

シルバー精工 シュレッダー

アスカ

便利なキャリアハンドル付きでボディーカラーが選べる、会場の受付などにピッタリの業務用シュレッダーをラインナップに加え、広範な需要に対応しています。

メディア細断タイプのラインナップの充実で、顧客の要望仕様にマッチ。パワーとコストのバランスが素晴らしいビジネスモデルは検討に値すると思います。

余談

個人情報保護というが、町の小さな医院などでは診察室と待合室(待合席)がカーテン1枚で仕切られていることがある。このような環境では、誰がどんな病を抱えているのか、どのような既往歴があるのかまでオープンになってしまう。 このような状況を医師は気付いているのかいないのか。看護士は気付いているのか、現実的には気付いていても『患者とのコミュニケーションは個室で』などというのは不可能だから仕方がないというのが本音か。人に知られたくない情報というのは、個人により様々だと思うが、仕切りがないか障子などの気持ち程度の仕切りで囲まれた空間での生活が長い日本人には、すぐにはなじめないことなのかもしれない。しかし、現実にはその必要に迫られているし、今後はますます加速するのだろう。子供の頃から、『情報』というものの本質や扱い方を教育していく必要があり、重要なこととなっていると思う。

シュレッダーでオフィスや家庭の情報を保護

シュレッダー関連LINK

業務用にお奨めしたいシュレッダー

業務用としてオフィスで使用するシュレッダーとしては、やはり本来の業務に役立つものであることが重要です。消極的な表現をしますと、本業の足を引っ張らないシュレッダーが良いのではないでしょうか。シュレッダーそのもは、操作が簡単なものですから、誰にでも扱うことができます。細断くずの形状が小さくセキリティ性能が高いこと。細断する速度が速いこと。一度に投入できる枚数が多いこと。連続して使用できる時間が長いこと。ダストボックスが大きくて屑捨ての回数が少ないこと。などなど、プラス面の性能は使用する環境に合わせて選べます。では、業務の足を引っ張るマイナスな面とはどういうものでしょうか。それは、シュレッダーのトラブルです。一度シュレッダーに問題が発生すると、正常な業務に支障をきたします。この躓きは、大げさですが負の連鎖を生み、思わぬところにまで派生します。これはシュレッダーのトラブルに限らず言えることですが、それゆえ、トラブルの発生は一つでも未然に防ぎたいところです。このようなシュレッダーのトラブルの中で、最も多いのが紙詰まりであり、最も深刻なものがシュレッダーの故障です。では、トラブルや故障の少ないシュレッダーとはどういったもので、具体的にどれなのか。シュレッダーに限らず、家電をはじめ機械製品を購入する際、必要な機能や性能は比較します。ですが、トラブルについては、単に、このメーカーは故障が多い。あのメーカーは故障が少ない。ということで選んでいることが大半だと思います。新製品だと既に使用しているユーザーの声を参考にすることもできません。メーカーが作り上げたイメージと購入者の持つ過去の経験や知識をもって、個人のメーカーに対する信用が形成され、それをもとに購入の決断をするしかありません。ここで特に取り上げようとしているシュレッダーは、企業のブランドイメージなどではなく、機能・性能のひとつとして『トラブルを未然に防ぐ』ことを前面に押し出したものです。それは、既に触れておりますが、フェローズの『ジャム・プルーフシステム』を搭載したシュレッダーです。これは、紙詰まりを防ぐ機能で、シュレッダーの故障原因のひとつとして挙げられる紙の入れ過ぎを防いでくれる機能です。紙詰まりの除去に取られる時間や労力は本業に使えますし、故障の確立もより低くなりますので、コスト的にも助かります。このような本業の足を引っ張らないシュレッダーが、オフィスで活躍すべき業務用としての本来の姿なのではないでしょうか。